これまで一般住居の害獣対策には、電源供給が必要な常時撮影カメラを使用していましたが、電源がある場所に限られていました。
天井裏や空き家を含めた電源がない場所では定期的な現地調査(2週間~1ヶ月に1回)の目視による穴の確認や足跡の確認に頼っており、時間と労力の負担が大きく、正確な状況把握が難しいという問題を抱えていました。
一般住宅では住民から害獣の音の連絡を受け、駆除を実施することもあり、これらの課題を解決するため、電源不要で設置が容易なPescle Rodentsの導入に至りました。
特に、動物の痕跡が分かりにくい空き家においては、Pescleによる監視が大きな効果を発揮しています。 これにより、被害発生の早期発見や適切な対策の実施が可能となり、より効率的な被害対策に繋がっています。
■発生状況の正確な把握と迅速な対応:電源不要で設置が容易なため、空き家や山間部など、従来のカメラでは設置が困難だった場所にも簡単に設置可能になりました。これにより、設置費用とメンテナンスコストの大幅な削減を実現しました。
■早期発見による迅速な対応: リアルタイムでの害獣発生把握により、迅速な駆除対応が可能となり、住人からの連絡を待つ従来の方法に比べ、顧客からの信頼を大きく高めました。
■時間と労力の削減: 駆除後に害獣がいないことをデータで証明することで顧客への安心に繋がり満足度の向上に繋がっています。
現在、Pescle Rodentsと従来の常時撮影カメラを併用することで、それぞれの機器の特性を活かした効率的な監視体制を構築しています。
Pescle Rodentsは、電源不要という利点を活かし、空き家や電源確保が難しい天井裏等の場所でのモニタリングに重点的に使用されています。
一方、常時撮影カメラは、より詳細な行動観察や証拠確保のために、電源供給可能な場所で使用されています。
今後、撮影時間の延長、電池の長寿命化、モーションセンサの検知精度向上、そしてWeb管理画面のUI改善を期待します。これらの課題が改善するとPescle Rodentsはさらに幅広い環境で活用でき、ペストコントロール業務が効率化することを期待しています。
黒潮消毒様のご意見を参考に、Pescle Rodentsの更なる機能強化と課題解決に取り組んでまいります。より効果的で効率的な害獣対策システムとして、お客様のニーズに応える製品開発に尽力してまいります。