
当社グループは、事業環境の変化に適応した「グローバル・ソリューション・プロバイダー」として事業強化を図っております。顧客に徹底的に寄り添い、顧客ニーズを基点とした価値を創造していくことで、顧客や市場における当社グループの存在価値を高め、収益性の向上を図ってまいります。
2016年を始期とした新中期経営計画「CE2018」では、多様化する顧客のニーズを捉えながら付加価値を追求する営業スタイルに自己変革し、先進的な技術の提供により地域社会の発展に貢献する企業を目指します。
CE2018 ビジョン
グループ社員全員が「グローバル・ソリューション・プロバイダー」となり
独自の顧客価値を創出・提供し続ける
- 事業推進
- 顧客に徹底して寄り添い、相互に信頼関係を結んだパートナー企業とともにベスト・ソリューションを提供する。
- 人材育成
- コミュニケーション能力を高め、高い感度と感性をもったグローバル人材を強化・育成する。
- 社会貢献
- 利益追求のみに留まらず、真のグローバル企業として地域社会の発展と関わる人々の幸福な生活に貢献する。
全社戦略テーマ
- 顧客価値創造型ビジネスモデルの構築
- 市場や顧客のニーズに徹底的に拘り、営業スタイル、体制を顧客起点の付加価値創造型ビジネスへ完全に転換する。Ryoden Advanced Technology Center (RTC)を設立し、最前線の営業部隊が獲得した顧客の抱える様々な課題に対して、常に先進的・高品質な技術に裏付けされた顧客価値を提供し続ける。
- グローバル・パートナーズ・ネットワークの構築
- 顧客としっかり会話し、顧客のニーズを掴み、パートナーと一体で最適なソリューション提供することにより、顧客満足度を向上させる。 顧客の近くでパートナーと一緒になって営業活動を実践するため、地域に密着した顧客起点のフォーメーションに組織を進化させる。 菱電商事グループ全社員がグローバル・ソリューション・プロバイダーへ自己変革し、 顧客・地域密着型グローバル事業戦略を加速することにより、利益ある持続的な成長を実現する。
- グローバル人材(財)育成の推進
- グループ社員全員が様々な変化に対応し得るコミュニケーション力、先々を予見したマーケティング力を高め、常に新たな事への挑戦を続けることが出来る、高い感度・感性・事業創造力を持った自立型人材となるよう、全社で計画的に育成する。
- グループ連結収益力の強化
-
成長分野・市場への戦略的な投資、グローバルでの効率的なオペレーションの確立と投資効果のモニタリングにより、事業ポートフォリオの最適化を図る。当社グループのみならず、菱電モデル(RBG)※を構成する顧客・パートナー全体の長期的顧客価値創造の実現を目指す。
※・・・Ryoden Bussiness Gateway
- ガバナンス経営の推進
- コンプライアンス遵守の徹底を継続するとともに、菱電商事グループ全体のガバナンス経営を強化し、社会的責任を遂行する。未来に生き残る企業としてESG(環境・社会・ガバナンス)の観点におけるグローバル及び地域社会からの顕在・潜在的期待に応える。
注力推進分野
IoT/M2Mとそれを利用したサービスの普及が顕著に進むと予想される中、コア技術となる“ネットワーク/センシング/解析”を当社の強みとして以下の5分野に注力します。
- EMS・環境
- 産業冷熱
- 安心・安全
- ビル計装
- 生産設備(プロセス管理)

新たな事業創出とともに、当社グループの資産である現在の基幹事業に注力推進分野での成長を融合し、顧客ニーズや市場の変化を捉えながら、事業強化を図ります。
事業部方針
FA事業部
インダストリー4.0など、IT技術が“ものづくり”の現場を劇的に進化させます。ビッグデータ化に向けた提案型営業をパートナー企業とともに展開します。
冷熱事業部
シビアな空調管理に必要な産業冷熱技術は様々な市場で注目されています。より高度な技術の提供により事業領域及び活動領域を拡大します。
ビル事業部
様々な施設の運用課題を解決するITソリューションを推進します。ビルオートメーションなど付加価値の高いアイテムを強化して収益力を向上させます。
ヘルスケア事業部(2016年4月新設)
ECサイトを活用したソリューション提案で事業拡大を目指します。メディカル系コンサルタント事業では顧客・パートナーとの連携強化を図ります。
デバイス事業部
様々な業界製品のコア技術を担うデバイス部門は多様な通信アイテムの開拓や各種モジュール開発などにより独自の価値を創造していきます。
2018年度業績目標
- 売上高
2,700億円
- 営業利益
100億円
- 営業利益率
4%
- ROE
10%